Monthly Archives for August 2018

マーカス・ミラーがアレサ・フランクリンに捧げた追悼の言葉が印象的だったから訳してみた

マーカス・ミラーがアレサ・フランクリンに捧げた言葉が印象的だったからFacebookでシェアしたところ,けーし君(@kawauchikeishi)からリプ。Google翻訳したものに少し手を加えてみた。   アレサ・フランクリンが私・音楽・そして世界にとって意味していたことを言葉にするのはとても出来ない。 1960年代にブラックミュージックのさまざまなスタイルが一緒になった音楽が突如現れた。それは大胆でとても驚いた。ゴスペル、ブルース、ジャズそしてR&Bのすべての要素を集めたアレサ・フランクリンの音楽だ。とにかく凄かった。Bernard “Pretty” Purdie(ドラム)、Chuck Rainey(ベース)、Donny HathawayとRichard Tee(キーボード)、Cornell Dupree(キーボード)、Cissy Houston and the Sweet Inspirations(バックグラウンド・ヴォーカル)。そしてそこにクイーン・リー(Arethaのこと)が君臨して一体感を作りあげていた。 当時これらのスタイルを融合して演奏するアーティストはあまりいなかったが、アレサはその融合をとてもアーティスティックに成し得た。アレサにとってそれが可能だったのには彼女のルーツがとても深いものだったことがある。ジャズクラブ、ブルースクラブ、そして父親の教会で歌っていたアレサにとって、ブルースの素朴さ、gospelの誠実さ、ジャズの即興、そしてr&bの緊急性、それらスタイルを混ぜることはとても自然なことだったのだ。 アレサの声は音楽史史上最も強力な楽器の一つだ。彼女は1998年グラミー賞でパバロッティの代わりにNessun Dormaを歌って会場を魅了した。観客の中にいたセリーヌ・ディオンは涙を流してそのパフォーマンスを聴いていた。 私はアレサと仕事をできたことを本当に光栄に思っている。ルーサー・ヴァンドロスと私はアレサのために曲を書いたことがあります。女王のためと思うと良いプレーができる、というよりも自然とそうなってしまう感覚でした。 初めてアレサの仕事をしたのは、伝説的なAtlantic Recordsのエグゼクティブであるアリフ・マーディンが録音したものです。私は当時19歳でした。3日目続いたセッションの終わりに、アリフはアレサに予備のボーカルパートを録音するように頼みました。私の出番は既に終わっていたのでベースを片付けはじめていました。アレサが歌うためのマイクがセットアップされていた場所は、私がベースを片付ける場所の真正面のところでした。アレサが歌うためにこちらに来たのをみると、私はわざとゆっくりベースを片付けた。信じがたい体験だった。クイーンが自分の前で歌うのを聞くところだったんだ! 彼女はヘッドフォンをしていたので、私には音楽は聴こえずに彼女の声だけを聞くことが出来ました。私にとって忘れることの出来ない出来事でした。 数日後、アリフに追加のレコーディングを頼まれた私はスタジオでベースのセットアップをしていました。テイクを録音する直前に、アレサはスタジオに入ってくるなり椅子に腰をかけ、私の目の前に座って、何も言わずにただただこっちを見ていました。あの時ほど、緊張したことはありません。 彼女はけっして言葉にはしませんでしたが「録音しようとしている時に、誰かに自分の現場を凝視される気持ちはいかがなものかしら?人は私をクイーンだなんて呼ぶけど、私だってあなたと同じ人間なのよ。」というメッセージだということをはっきり受け取りました。私は決してそれを忘れません。そしてそれが30年以上にわたる美しい関係の始まりでした。 私が最後にアレサにお会いしたのはホワイトハウスでオバマ大統領とオバマ夫人が主催した “ジャズデー”のお祝いの席でした。 Arethaは最近ピアノをたくさん練習していると言いました。私が”でも、既にもう素晴らしいピアノプレイヤーじゃないですか!’と言ったところアレサは”“私はオスカー・ピーターソンのジャズ・リックを自分の音楽に取り入れたいの。”と言った。私は打ちのめされました。伝説のアレサ・フランクリンはまだ学んでいて、前へ前へと進んでいて、まだうまくなることを目指していたのです。今となっては残された私たちはそれがどんなサウンドだったのか想像することしかできませんが。 あなたのような偉大な人の周りにいることが出来たことをとても誇りに思います。アレサ – あなたの次の停留場がどこかを私達は知っています。そこにいる間、あなたが取り組んでいるオスカー・ピーターソンの超速ピアノリックを忘れずに見せてくださいね。 The world will miss you.

29. August 2018 by Norihiro Kikuta
Categories: いろいろ | Leave a comment

← Older posts